中欧旅行 2日目
1/24 2日目
朝からブダペストで観光。
まずはゲレルトの丘へ。
ドナウ川を一望。寒々しく見えるのは、本当に寒いからです。
ブダペストはあんまり雪が積もらないそうなので、雪景色は結構レアなのだとか。雪が積もっていなければ、あのヨーロッパらしい茶色の屋根がみえるんですが…。
ドナウ川を挟んで、西側がブダ地区、東側がペスト地区、合わさってブダペストという都市名になったのだとか。大きな橋は東西を結ぶ、くさり橋です。
こっちがブダ地区。
こっちがペスト地区。
こういう景色は万国共通なのかな。
漁夫の砦へ移動。西側のブダ地区にあります。人が少ないのは早起きの特権。
これの方がどなただったか失念。
ここからの景色も綺麗です。相変わらず寒々しいですが。
ドナウ川の向こうに見える建物は国会議事堂です。
すぐ近くのマーチャーシー教会へ。
雪に覆われてしまっているモザイクの屋根が見どころでもあるんですが…?
どや感のすごいエリザベート妃。
歴代のハンガリー国王の戴冠式はここで行われたそうです。これはレプリカ。本物は国会議事堂にあります。
その後、カロチャ刺繍のお店へ。
カロチャ刺繍はユネスコの無形文化遺産に登録されています。と、お店で知りました。
かわいいのでつい色々と買ってしまいました。
くさり橋を通って、東のペスト地区への聖イシュトヴァーン大聖堂へ。
イシュトヴァーンはハンガリーの初代国王のお名前です。イシュトヴァーン1世。
神々しい。
1番の見どころはイシュトヴァーン1世の右手のミイラ。
小銭をチャリーンと入れるとライトがついて見やすくなる仕様。
午前中が終わってお昼ごはん。
サラダを頂いた後、メインのパプリカの肉詰め。名物らしい。
日本のスーパーで売られているパプリカの方が肉厚のような気がしました。ピーマンっぽいかな?と。ソースは酸っぱくない甘酢ソースみたいな感じでおいしかったです。
このときは気づいていなかったんですが、これがじゃがいも祭りの序章です。
ビールもいただきました。3ユーロぐらいだったと思います。安いです。ハンガリーは3ヶ国の中で1番物価が安かったように思います。
ハンガリーの通貨はフォリント(HUF)ですが、ユーロも使えるお店もぼちぼちありました。1フォリントは約0.47円なので、表示価格からざっくりと半分にしたら日本円が分かるというありがたさ。本当はユーロを通貨にしたいそうですが、経済状況的に導入は厳しいそう。ガイドさんの話を聞いていると、民主化したようでそうでないような…。不要な大きい建物ばかりドカドカ建てているみたいですよ。
さて、お昼からは自由行動。
地下鉄に乗って、市街地から少し離れた西洋美術館へ行くことに。
まずお昼ごはんを食べたレストランの近くの駅に向かいました。
ハンガリー語表記の券売機に戸惑いながら、なんとか英語表記にするボタンを発見し、乗り換え不可のシングルチケットを350Ftで購入。有効期間は60分。
日本みたいに「ここからここまでいくら」というシステムではありませんでした。また、改札のようなものもないので、ホームの手前に2台ほど小さい箱のような機械に先ほど買った切符を差し込んで打刻。これが「きちんと運賃を払って電車に乗りましたよ」という証になります。もちろん電車を降りてからも改札はないのでそのまま地上に上がればいいわけなのです。
たまに係員の人に切符を提示するように言われて、不正をしていると高額な罰金を払わなければならないみたいです。不慣れなせいか、なかなか緊張するシステム。ちょっと迷って60分以上うろうろすることになったらアウトですからね。ちなみにこれから訪れるウィーンやプラハでも地下鉄やトラムに乗りましたが、ほとんど同じようなシステムでした。
お昼ごはんを食べたレストランの最寄り駅は結構大きな駅なようで、ホームまでに長いエスカレーターがあったんですが、これが…このエスカレーターが速い。大縄跳びに入るみたいにタイミングを見計らわないと乗れないレベル。とても人を運ぶものとは思えない、貨物用か?みたいな。ドキドキしながらホームまでたどり着いて、地下鉄に乗車。なんとか美術館の最寄り駅まで着きました。
無理やり読んで覚えたホソクテレ駅。
そして目的の美術館に到着。
キレイで大きな建物です。ついこの間まで中を改装していたらしいです。
チケットを買うときに「どこから来たの?」と聞かれました。答えた後、パソコンをカチャカチャされていたので業務の一環なのかな?なんなのかな…?
中は4階までフロアがあり、1日かけても見れないほどとんでもなく広く、美術品ならなんでもあるよ!といった感じ。案内が分かりにくいのもあって、迷子になりました。似たようなドアのデザインなのに、ここは開くけどこっちは開かないとか。何回か怒られました。チケットはこの展示量でなんと1700Ft(約850円)でした。
時間に限りもあったので、エジプトコーナーと宗教画・近代絵画をメインに見て回りました。
エジプトコーナーではかなりの数の棺が。中にミイラがそのまま入っていて、少しフタがこんにちはしているものも…。絵画のフロアは本当に数が膨大で、正直全部見れませんでした。有名どころはエルグレコがありました。というより唯一発見できました。このフロアだけでもう迷子です。
日本と違うな〜と感じたのは、手荷物を預けるように促されること。午前中に買ったものやらカメラやらを持って展示コーナーに入ろうとしたら「クローク使って〜」と注意されました。貴重品以外は全部預けて、改めて入るとみんな結構軽装で見ていらして、これがマナーなのかな?と感じました。日本の美術館では言われたことなかったし、大荷物でもなかったのでびっくりしました。
ある程度のところで切り上げて退散。
目の前に英雄広場がありました。英雄広場ってなに?
帰りに地下鉄に乗って、市街地に戻ろうとしたときに…。
行きと同じように切符を買って乗っていたら、途中のある駅で同じ車両の人たちが全員降りて行きました。「もしかしてここ止まり?終点?」と思って様子を伺っていたら、その駅で電車を待っていた人が数人乗ってきたので「大きい駅なのかな?たまたま?」なんて思ってそのまま乗り続けていました。しばらくたってドアが閉まって動き出したら…まさかの逆走。おそらく「折り返します」というアナウンスか何かがあったので、みんな降りたんだと思いますが、ハンガリー語なので分からず。逆走に気づいてよかった。次の駅ですぐ降りて、1度地上に上がって、道路を渡って反対側のホームへ。小さい駅は地下から向こうのホームに行けないみたいで…。
やってきた電車に乗ろうとしたら、また何やらアナウンス。アナウンスがあるたびに、停車している電車に人が乗ったり降りたり。なかなか出発しません。多分、多分ですけど「いい加減にしろ〜!」みたいなことをみんな口々に言っていました。英語のアナウンスもないし、意味が分からないのでもう運に任せようと思って、とりあえず乗ってみました。なんとか元いた駅に戻ってこれました。それにしても適当すぎる。ドッと疲れました。
夜は夕食がツアーの行程に組まれていたので、それまでぶらぶらしながらお土産を買いつつ集合場所へ。
街中に急に現れた観覧車。つぶれちゃっているけど、Budapest Eyeって書いてある。
地下鉄のエスカレーターと一緒で回転がめちゃくちゃ速い。出入口にエチケット袋完備らしい。動画がうまいこと載せられないので、自分の技術の限界を感じる。
通りの入り口にファッションストリートって書いてありました。
ハンガリーの郵便ポスト。かわいい。
迷いながらも集合場所に到着して、夕食へ。
ハンガリー名物、グヤーシュ。
牛肉が入ったシチューみたいな。シチューよりはあっさり。おみやげの定番のパプリカパウダーが入っています。
ビールも飲んで。
メインは白身のお魚を揚げたやつ。
と、じゃがいも。と、お魚の下敷きになったじゃがいも、揚げたじゃがいも。
デザートのパラチンタ。これもハンガリーの名物らしいです。
もちもちのクレープ。
実はこの夕食、船の中で食べました。
このまま横につけてもらった別の船に移動して、ドナウ川クルージングへ。
iPhoneで撮影した「Canon ~make it possible~」みたいな写真。
午前中に見た景色と全然違います。
くさり橋もキレイです。
2回にデッキがあったので震えながらみんなで写真撮影。この時が旅の中で1番寒かったです。というか、ブダペストのこの日が1番寒かった。
ブダペスト観光終了。
帰ってテレビをつけたらクイズミリオネアがやっていました。
がんばれ〜!
疲れがたまらないように早めに就寝。
不穏な絵を置いてくれるな。左のやつチャッキーじゃないの?
2日目、終わり。