中欧旅行 1日目
2019/1/23〜1/30まで中欧(ハンガリー・オーストリア・チェコ)へ8日間の旅行に行ってきました。旅行会社の添乗員付きのツアーに思い切って1人で参加です。思い出などを綴っていきますのでお付き合い頂ければ幸いです。
まず行き先に中欧を選んだ理由ですが
①去年にチェコ映画を見て、チェコという国に興味を持ったので行ってみたい。
②クリムトとシーレの絵画が見たい。
③旧社会主義国の風を感じたい。
の3つです。
最初はベタにパリに行こうと思っていたんですが、あまり情勢がよくなさそうなのと、パリだったら今後一緒に行ってくれる人がいそうだな〜と思ったからです。まあでも死ぬまでには行きたいよね、パリ。誰か行こうね、パリ。
ちなみに海外旅行は2度目。前回はお盆の時期に真夏のイタリアへ。1人での海外旅行は今回が初めてでした。
中欧はこの時期、とんでもなく寒いので観光としては閑散期らしいです。つまりお安かったのかな?どっちにしたって行きたかったので、あまり料金は気にしていませんでしたが、8日間の旅行が、1人の割増料金+海外保険加入を含めて35万弱でした、確か。往復はエコノミークラスですがね。
1/23
旅の初日は関空からフランクフルト経由でハンガリーはブダペストまで移動する行程。
まず今回参加したツアー、羽田発・名古屋発・関空発の参加者が現地で合流するものでした。添乗員さんは羽田からご出発されるとのことで、関空からブダペストまで1人で移動しなければなりませんでした。
飛行機に搭乗することに関しては、初めてではないので不安はなかったのですが、なんせフランクフルトで乗り継ぎがあるという点が気になって、旅行会社のカウンターで申し込んだときに悩み倒しました。対応してくれたお姉さんの「フランクフルト空港の乗り継ぎで迷子になったような話は聞いたことないですし、問題ないと思います」というフォローという名のプレッシャーにも思える言葉を微妙に受け流しつつ、このツアーの参加を決めました。「まあ他にも関空から行く人おるやろし、なんとかなるやろ」と甘い考えでいたんですが、フタを開けると関空組、わたし1人でした。なんとかはなりました。
さて、出発の2時間前集合を命じられ、早朝に出発し関空へ。旅行会社のカウンターに寄ってeチケットをもらい、事前に予約していた海外用WiFiルーターとハンガリーの現地通貨・フォリント (HUF)をそれぞれ受け取って保安検査へ。なんの問題もなくスルー。
次は出国審査。今の出国審査って、パスポートを機械にかざしてスキャンするんですね。で、その場で本人の顔を写真で撮って照合する、と。全然知らなかったので怪訝そうな顔をしていたと思います。そして無愛想なおじさんにスタンプを押してもらって(省略できるので要らない人はスルー可能)出国手続き完了。ラウンジで少しゆっくりした後、10時40分発の飛行機で旅立ちました。ちなみに今回の航空会社は全てルフトハンザ航空でした。
機内は意外と混んでいましてほぼ満席。嬉しいことに通路側の席だったので自分のタイミングでお手洗いに行けるという点はストレスフリーでした。しかしフランクフルトまで12時間、長いね。とりあえず最初のドリンクでスパークリングワインをもらって、一緒に配られたプレッツェルといただきました。
お食事は2度の機内食と、途中で軽食が出ました。
1度目の機内食は鶏の照り焼きとわさびごはん。もう一方は牛肉の洋風のメニューだったと思います。
「わさびごはん?何それ?」と思って楽しみにしていたら、白いごはん上にわさびふりかけが1gぐらいのっているやつでした。
まあしかし茶そばにわさびごはんにロールパンって炭水化物の暴力。これで腹満たしとけよ〜的な。
2度目の機内食は豚の生姜焼き丼。今回も和風にしました。
そしてまたすぐにお会いしましたね、ロールパン。
間の軽食は、パウンドケーキorおにぎり、とのことでしたので、おにぎりにしました。和食の食べおさめ。
機内映画はアメコミ系から、これ今日本の劇場でやってるね?という作品までありました。コリンファースの出演作は「ブリジッドジョーンズ3」「マンマミーア!」「マンマミーア!2」「喜望峰の風に乗せて」の4本のラインナップ。しかしながら、にやにやする自信しかなかったので自粛しました。だってかわいいからさ。
そこで見逃していた「イコライザー2」を見始めたんですが…。日本語字幕はなく、頑張って英語字幕を追っていましたが、ちんぷんかんぷんになり途中でやめました。
結局「アベンジャーズ インフィニティウォー」と「ベイビードライバー」を見ました。見たことあるのであらすじ分かるしね。基本的にうとうとしていましたが。
ベタにこんなこともして。
約12時間後、やっとフランクフルトに到着。
そして保安検査〜入国審査。
保安検査のただならぬ空気にビビりながら、荷物をカゴに入れて、わたしもゲートをくぐる。すると「もう1回戻って」とジェスチャーされる。言われた通り、もう1回戻ってくぐり直すと「やり直し」言われる。と言うより「ちゃんと見ろ」とジェスチャーされる。ちゃんと見てみるとゲートの内側に人の形したシルエットが描かれていて「これと同じポーズをしろ」と。腕をふんわりさせた棒人間のような絵でした。そんな珍妙なポーズをさせられてOKをもらい、ゲートの向こうで荷物を受け取ろうとしたら…。
わたしの荷物だけ他の人とは違うラインからご登場。
男性に呼ばれて「荷物開けていい?」と。「OK」と言ったら意外と丁寧にリュックサックを開けられて「どれかな〜?これかな〜?」的なことを言いながらポーチをさぐる検査官。今思い返すとなごむけど、その時はよく分からない状況で半泣き。結局モバイルバッテリーがひっかかって「あーこれだね」と。それだけ出してゲートを通すべきところをリュックサックの中に入れっぱなしにしてしまってこんな有様。半泣きでとりあえず「I'm sorry」って連呼したら「It's OK. No problem」と言いながらわたしの二の腕をダウンの上からさすってくれた…。「惚れてまうやろ」と思いました。こうして保安検査は無事終わり。
入国審査は「business?pleasure?」と聞かれたのと「何日間いるの?」と。ハンガリーは2日間の行程だったのでそう答えると「いやヨーロッパな」と言われ、8日間と答え直す。スタンプ押してもらって無事ドイツに入国。その後か前に税関も通ったかな?何も申請するものがないのでスルーです。
ちなみにドイツもハンガリーもシェンゲン協定加盟国なので、ハンガリーに着いても保安検査・入国審査はありません。全て最初の到着地のドイツで行いました。
さてここから、ブダペスト行の飛行機の時間まで約6時間。ルフトハンザのラウンジが使えたので案内に沿って到着、そして無事入室。ビジネスマンが多くって完全に浮いていたので、基本的に大人しくじっとしていました。よって写真もなし。
ラウンジ内、食べ物飲み物、割となんでもありました。もちろんアルコールも。
生ビールサーバーが2種類あったのでとりあえずビールをいただくことに。下手くそなのでグッとバーを手前に倒すとグラスが全て泡でいっぱいに…。ポカーンと立ちすくんでいたら、後ろに並んでいたスーツ姿の紳士が英語で「グラスを傾けて添わすように入れるといい感じだよ」と素敵な笑顔で教えてくれて早くも2回目の「惚れてまうやろ」事案でした。ちなみに銘柄はフランツィスカーナー(おじさんの絵のやつ)とベックスでした。
ラウンジでじっとしているのもなかなか眠いので、2〜3時間で退室して免税店をぶらぶら見て回ったり。
ど真ん中にBMWドーン。
搭乗口がチケットに書かれてあるものから変わることもあるので、確認しておいてね〜と事前に添乗員さんから言われていたので、BMWの向こうに見えるボードをチェック。
結局予定通りの搭乗口から出発とのことで少し早めに移動。イスに座ってぼーっと待っていたら、添乗員さんが声をかけてくださって無事合流。ものすごくホッとした記憶。
そしてやっとブダペストに向けて出発。フランクフルトからは1時間半もかからなかったと思います。12時間の移動と6時間の待ちを経験すれば、1時間半なんてあっという間。
現地時間の23時頃、やっと最初の観光地ブダペストに到着したのでした。
バスで移動してホテル着。
1人ですが2人部屋。嬉しい。欧米は基本的にシングルのお部屋がないらしい?
お風呂はなぜか引き戸?隣にトイレがありましたが、トイレの扉は観音開きでした。
明日からのために、温かいお湯につかって疲れをとりました。
結局寝たのは1時台。長い1日目終了。